CASE事例紹介

株式会社セブン銀行

2020.03.19

エンジニア採用の質と量を劇的に向上させた顧問力

株式会社セブン銀行

2020.03.19

エンジニア採用の質と量を劇的に向上させた顧問力

金融業界の規制改革の中で2001年に銀行業に新規参入し、今やコンビニATMでは押しも押されもせぬ存在として多くの利用客に親しまれるセブン銀行様。時代の変化に対応し、国内で初めてスマートフォンによるATM入出金サービスの提供を始めるなど、旧来の銀行像にとらわれない先進的な取り組みにも積極的に取り組んできました。目覚ましいテクノロジーの進化に対応するため、あらゆる業界で大きな変化が求められる今、この時代を切り開くには欠かせない「エンジニア採用」という課題の解消に顧問がその力を発揮しました。

その成果は社内でも評価され、すでに他部署でも顧問の導入が進むなど、外部知見を活用した企業活動の活性化はより深いレベルへと達しています。

売り手市場で苦戦を強いられたエンジニア採用

産業界は大きな変革期の真っ只中にあるとも言われる今、金融業界においてもテクノロジーを活用した新たなサービスの開発は大きなテーマです。

そうした背景もあり、多くの企業が高いスキルを有するエンジニアを獲得しようと、熱い争奪戦が繰り広げられています。セブン銀行様にとっても、売り手市場が続くエンジニアの転職市場で、いかに社内ニーズに応えられる採用を実現するかは大きな課題になっていました。

「多くの会社がそうであるように、我々も自社で優秀なエンジニアを採用し、サービスの開発に人材を投じたいと考えていたのですが、なかなか思い通りに採用活動が進んでいませんでした」

こう語るのはセブン銀行人事部の渡辺郷様です。渡辺様は、長年人事部で人材採用に携わってきたプロフェショナル。これまでに培った経験と開拓したネットワークを活用し、エンジニア採用に手を尽くしましたが「応募があっても最後には他社を選ばれたり、こちらが望んだ数の採用数を確保できなかったりすることがありました。募集方法の問題なのか会社の魅力の問題なのかはたまた条件なのか、その要因を明確に突き止めきれずに苦慮していました」とその胸中を明かします。

「なぜ選んでもらえないのかーー」。ビジネス分野の採用は堅調だった一方、活気あるエンジニアの転職市場では思い通りの採用ができない。この状況を好転させたのが「顧問」だったのです。

課題を一目で見抜いた顧問の力量

「どの企業にも顧問を利用しない理由はありませんよ」と太鼓判をおす山本様

「実は、ビジネス分野の採用で上手くいきながらも、エンジニア採用では苦戦を強いられるというのは、決して珍しいことではありません」。パソナ顧問ネットワーク登録顧問の山根一城さんは、昨今の転職事情をこう評します。

山根さんはセブン銀行様に顧問として携わった3ヶ月を振り返り「顧問開始前の面談で話を伺って、セブン銀行様が手をつけていなかったアプローチがあるなと感じました。わずかな期間でしたがうまく実践できたと感じています」と話します。

当初の面談に同席した執行役員の山本健一様も「信じられないかもしれませんが、最初の面談で“この人だ”と確信しましたね。当然のことながら、私たちにはない知識と経験はとにかく魅力的でした。実際、同時に別の会社の提案も聞いたのですが、パソナさんと山根さんのプレゼンは秀逸でした。山根さんに加わっていただくことに、ためらいも迷いも一切ありませんでしたよ」と力強く言い切ります。

顧問業務がスタートした直後、山根さんはエンジニア採用における応募状況を見て「想像していたよりも募集の反応は思わしくなかった」と感想を口にします。

そこで山根さんが着目したのは、実際に募集する業務の内容を適切に反映させた採用職種名への改善と、転職エージェントとのコミュニケーション機会の充実でした。「他にも取り組んだ内容はありますが、実際に欲しい人材が企画系にも関わらず社内SEと表記して募集していたり、複数の職種に切り分けられる業務が一つの職種にまとめられたりしているなど、セブン銀行様が求める募集内容が転職活動するエンジニアにうまく伝わっていないことを感じたのです」とその理由を説明します。

そんな山根さんの提案に対して渡辺様は「山根さんの指摘は確かにその通りで、募集文言ひとつとってもエンジニアに刺さるか刺さらないかでは結果に大きな差が生じます。その反面、会社として募集内容を書きすぎてもいけない側面もありましたので、山根さんの意図やアドバイスを最大限反映させながら、社内が納得する内容に落とし込むことを繰り返しました」と当時の感想をこう述べます。

転職エージェントの頭の中身を覗く

「人材採用の現場の一人として、新しい視点を身に付けられたことがよかった」と語る渡辺様

もう一つ取り組んだのが、転職エージェントとのより高いレベルでの関係構築です。

「転職市場でエージェントを利用する際、大手の人材紹介会社を選択するケースは多いです。実際、セブン銀行様もそうした紹介会社を通じた採用を行っていました。ただIT業界特有のものですが、エンジニア採用においては大手エージェントだけではなく、少し視点を変えて、エンジニアに特化した紹介会社を活用することで課題は改善できるという確信がありました」

山根さんの知見をきっかけに、エージェントとの関係構築に注力したことによって、「応募内容の量だけでなく質にも手応えを感じる結果が出だしたのです」と渡辺様は驚きの表情を浮かべます。

「以前からエージェントとのお付き合いがなかったわけではないのですが、あくまでもビジネスライクな関係でした。それが山根さんを通じて、どんなときにエージェントはどのようなことを考えているのかを解説していただきながら、改めて関係を築いていった結果、エージェントの皆さんの中で、相対的に紹介先企業としてのポジションが上がったのだと受け止めています」

こうした変化の理由を山根さんは次のように解説します。

「少し失礼な言い方になるかもしれませんが、エージェントの立場に立つと、ネームバリューのあるセブン銀行様は、エージェントにとって精神的なハードルが高くなってしまう企業の一つです。連絡を取るにも慎重になりますし、仮に良い人材がいても急なオファー面談に応えてもらえるのだろうかと接触をためらいがちです。エージェント向けの会社説明会を開催するなど濃密な接触機会を作り出すことで、そうした精神的な隔たりを解消することができましたし、エージェントとの関係をより強固にすることができました。セブン銀行様、特に渡辺様の熱意や想いがエージェントに伝わったことで、転職希望者が満足感を得られる転職先を提供することをミッションとするエージェントの行動を変えることができたのです」

これほど魅力的なサービスをためらう理由はありません

「渡辺様とエージェントを訪問するたびに資料がアップデートされるのが楽しみだった」と語る山根さん。

山根さんは、「3ヶ月という短い期間でしたので、私の持っている知見をできるだけお渡ししようと考えてこの仕事に臨みました。おそらく私の80%くらいはお渡ししたのではないかと思います。渡辺さんもそのくらいのお考えだったのではないでしょうか。週に1度、2時間の打ち合わせでしたが、想像以上の数の質問が用意されていましたし、渡辺様の熱量には、こちらもやりがいがありました」と笑顔を浮かべます。

山本様は山根さんを迎えた顧問期間を、大きな驚きを持って振り返ります。

「外部知見の活用は、昨今のビジネス分野では特に重要だということに疑う余地はありません。ただ、わずか3ヶ月でPDCAが一回りしてさらに次のステップに踏み出すまで進むとは思っていませんでした。この成果は私たちだけでは絶対に実現できなかったでしょう。もちろん私たちがこれまでに取り組んできたことが間違いだったわけではありません。しかし今までのやり方がベストであるとも言い切れません。これまで以上に仕事の変革をスピード感を持って取り組まなければならなかったところに、顧問である山根さんが加わることで、採用チームと山根さんが一つになって課題を一掃できたことは見事です」と山根さんへの賛辞とともに、外部知見の活用にトライした渡辺様の成果を高く評価する思いが山本様の言葉からは垣間見られます。

さらに山本様は人事部での導入事例を高く評価し、顧問を活用することの魅力を次のように語ります。

「異なる知見がぶつかり合うことで新しい価値は生まれます。できるだけ異業種、全く違う仕事をしている方々と交流することがイノベーションを生む源泉です。仕事を突き詰めていくことは重要ですが、ともすると先入観が生まれたり追求しすぎたりして中々仕事を変えることが難しくなります。即ちそれはイノベーションの阻害要因にもなりかねません。パソナ顧問ネットワークのサービスは、日常業務では出会えない知見を有する人材が壁打ちになってくれたり、プロの視点から分析・整理・サポートをしてくれたりします。しかも短期間です。これほど魅力的なサービスの導入をためらう理由を見つける方が難しいでしょう」

採用部門で十分な手応えを得たセブン銀行様では、社内で関心を有する部署・社員むけに説明会を開催し、その結果すでに新たに複数部署での顧問導入も始まっています。

「私たちは銀行とコンビニエンスストアが交わることで新しい価値を産み出した会社ですからそうしたDNAがもともと社内にはあるのだと思います」と自社を評する山本様の言葉が象徴するように、チャレンジ精神とスピード感を持って新時代を切り開くセブン銀行様。ここに顧問という新しい刺激が加わったことで、その進化のスピードはさらに加速することでしょう。パソナ顧問ネットワークが提供した外部知見の刺激が、新たな価値を私たちに提供してくれる日も近いかもしれません。

志賀 隼人

担当営業から

以前からセブン銀行様の課題や顧問活用に関するディスカッションをさせていただいておりました。今回導入にあたっては課題であった「中途採用」をテーマに決め、大変満足いただけたことは大きな喜びです。大変ありがたいことに、顧問導入までのやりとりについて「課題の本質を明確にされたコンサルティング力があった」と高く評価していただきました。導入後の課題解決のスピードは理想的でしたし、かつノウハウ移転が早期にできた点において、非常にうまく顧問を活用された事例です。

会社概要

会社名:株式会社セブン銀行
資本金:約307億円
代表取締役会長:二子石 謙輔
代表取締役社長:舟竹 泰昭
従業員数:471人
設立年月日:2001年4月10日
所在地:東京都千代田区


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